弊社で運営している保育園にも遊具やご家庭にもあるような既製品のおもちゃがたくさんあります。
また一方で、保育士が手作りしたおもちゃもたくさんあります。
なぜ、保育園職員は忙しい勤務の合間をぬって、手作りおもちゃをつくるのでしょうか。
それは手作りおもちゃには、市販のおもちゃにはない様々な効果があるからなのです。
今回は、そんな手作りおもちゃが子どもたちに与える効果についてご紹介したいと思います。
手作りおもちゃが与える効果
1. 子どもの想像力を刺激する
手作りのおもちゃは、段ボールや牛乳パックなど日常に存在する材料をもとに作られています。普段使うものが形を変えておもちゃになる姿は、子どもたちの想像力を刺激することに繋がっていくのです。
2. 子供の発達に合わせたおもちゃ作りができる
子どもの成長を促すために、いろんな手作りおもちゃを作成します。
例えばボタン止めの練習のために、ボタンのたくさんついた手作りのおもちゃを用意したり、ペットボトルでマラカスを作成したりと、子どもの成長に合わせておもちゃ作りができるのも醍醐味です。
3. 手先が器用になる
手作りのおもちゃに触れていると、自分たちで工作しようという意識になり、その中で愛着が沸き、より一層大切にしてくれることでしょう。また同時に、手先が器用になっていくことにも繋がるのです。
4. 遊びのマンネリ化を防ぐ
一日の大半を保育園で過ごす子どもたちにとって、おもちゃの新鮮さは日々薄れていきます。
既製品のおもちゃは遊び方が決まっているものも多く、マンネリ化してしまいますが、ここに手作りのおもちゃが加わると「どうやって遊ぶのだろう」と自分で考え、関心を強く引き付けることができます。
保育園で人気の手作りおもちゃのご紹介
初級★
段ボールで作る引き車。お子さんを手作りの車にのせて出発進行!段ボールにカラーテープを貼り付けて、画用紙でタイヤを作成。最後に、紐用の穴をあけて結び付ければ出来上がり。

中級★★
牛乳パックでつくるゾウさんのお鼻としっぽ♬お鼻としっぽを交互に引っ張り楽しんでくれます。お子様と一緒に目や耳の画用紙をつけるのも、自分だけのオリジナルおもちゃができて楽しいですよ。

上級★★★
ペットボトルでつくる園児バス♬タイヤはペットボトルのと竹串で作成しています。お子さん自身で引っ張って一緒にお声掛けしながら、室内やお外をお散歩してみてはいかがでしょうか。

最後に
手作りおもちゃは子どもにとって色々な効果が期待されます。自分が工夫したオリジナルのおもちゃで子どもが楽しそうに遊んでくれたら、とても素敵なことですよね。
0〜1歳のうちは視界がぼやけていて、色や形を認識しにくいので、原色系といったはっきりした色を使用し、音が鳴るものや手につかみやすいおもちゃがおすすめです。
注意点として、おもちゃは子供の手や肌に直接触れるものなので誤飲のリスクがないか、破れや危険なひび割れがないか日々確認しましょう。ぜひご参考にしてください。